タナトリ備忘録 | 通じることのタイミング

タナトリ備忘録 | 通じることのタイミング
2017年06月30日 一覧に戻る

  1. トップ >
  2. タナトリ備忘録 >
  3. タナトリ備忘録 | 通じることのタイミング

#16 通じることのタイミング

こんにちは、タナトリです。

ものごとには何かしら良いタイミングがあります。
まだ受け取る準備が整っていない時には「ふーん」と思っても腑に落ちません。
腑に落ちるには受け取る側にもそれなりのタイミングがあるのだと思います。

それなりのタイミング、とは何なのでしょう。
しばらくしてから、ああ、あれはこういうことだったのか、と納得することがよくありますね。
いくら身になる助言を得ても受ける側に経験や知識や心構えがないとその言葉は宙を舞ったまま降りてきません。

ひとつめ、その『しばらくの間』に積んだ経験。
ものごとの始めから終わりまでを一通り自分で経験することによってものごとが俯瞰できるようになります。

僕の子供が先日初めて中学校のテストを受けました。
中間考査、というものですね。
初めてのテストですからまずは経験したら分かるだろうと、あまりとやかく言わず、「小学校と違って範囲も広いから早めに準備しておいた方がいいよ」と言っておりました。
2人とも部活動をしているのですが、本腰を入れ始めたのが部活動が停止になった1週間前を過ぎたぐらい。
昨日今日と答案が返却されてきたようですが、自分が思っていたよりも悪い教科もあったようです。
予想通り少し凹んでいたので、「やっぱり早めに準備しておいた方がよかったよね」と言うと素直に聞いておりました。
特に初めてのことは経験しないと分かりません。
悔しい思いをした教科は次回は少し準備を早めに始めるのでしょう(そう願っています)。

ふたつめ、その『しばらくの間』に得た知識。
断片的な情報が、その間に得た知識によってそれぞれがつながるようになり、初めて最初の言葉の意味が分かるようになります。

枕草子の触りの部分を平仮名を多めにして、濃度50%程度でパソコンで清書してA4に大きく書いたものを印刷しておりました。
子供たちが小学校の低学年の時にそれを鉛筆でなぞらせ、そのあとそれを音読させていました。
もちろん、意味なんて分かりません。
「あけぼのってなに?」
「やうやうって??」
「まいてって?」
まあそれはある程度の説明にしておいて、まずは諳んじるぐらいまで数回書かせておりました。

そして教科書に枕草子が出てきた時。
すでにある程度諳んじていた子供たちは聞いたことのない古文独特の言い回しの衝撃を受けずに済みました。
残念ながら得意とまではいっていないようですが、苦手までもいっていないようです。
古文を見るのもいや、というほどまで苦手ではないようなのでよしとしましょう。

江戸時代の寺子屋でも幼少時に漢文の名文を意味が分からなくても暗唱させていたそうです。
それなりに知識がついた時には難なくそれを咀嚼できるようになっていたといいます。

そして心構え。
これが結構やっかいです。
ふむふむ、と聞く態度は良くても実際は頭の中で別のことを考えていたら頭にも残りませんし、話している方は相手の態度が良いので言ったことが通じていると勘違いしてしまいます。
逆に聞く方が一から十まで聞き逃すまいと集中して聞いていても理解不能であればこれもまた頭に残りにくくなります。
最初からああそれはこれこれこうなのですね、と理解できるのがベストなのですが、人間何でもそう知っているわけではありません。

本を読んだり、助言をくれた人の言葉はできるだけメモでもいいので残すのがよいのでしょう。
何かに書きつけておけば、ハタと気づいた時に「確かあの手帳に書いてなかったか」と思い出すかもしれません。

昨今は溢れんばかりのノート術や手帳術がありますので参考にしてもよいのでしょう。
かく言う僕もノートや手帳は大好きです。
残念ながら見直すことは稀ですが。

人と人ですから、通じるタイミングがピタリと合うことの方が少ないかもしれません。
それでもうまくタイミングを合わせられるように、仮に合わなくても何かの機会に思い出してもらえるような話ができればと思う今日この頃なのです。(了)

 

タナトリ備忘録 目次はこちら
http://news.sidescene.jp/archives/3241

 
 
 


文責:株式会社サイドシーン 代表取締役 田中 正
田中取締役、略してタナトリ。
某代理店に15年勤務の後、2011年福岡にて株式会社サイドシーンを立ち上げ。
OOHと呼ばれる交通広告・イベント・屋外広告を中心に
インスタグラム等のネットを絡めたプランニングを得意としています。
また各地人脈のおかげで全国各地の交通媒体も掲出OK。
効果の面、予算の面、様々な角度からアドバイスが可能です。
ラジオCM、印刷&ノベルティ等々も併せてワンストップでOK。
福岡のOOH広告とインスタグラムならサイドシーン!

株式会社サイドシーン
http://www.sidescene.jp/



 


"タナトリ備忘録"カテゴリーの他の記事

 

Leave a Reply