こんな本を読んだ | 1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

こんな本を読んだ | 1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣
2017年10月23日 一覧に戻る

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1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣
ケビン・クルーズ (著)

時間管理やタイムマネジメントのビジネス書は数あれど、まずはこの一冊を読めば完結と思えるほどの完成度の高さ。

自分自身の時間の使い方を見直す非常によいきっかけになるであろう、ザ・クルーズ・グループという研究結果のエビデンスのほか、著名人の時間管理に関する言葉の数々。

ただ単に「こうしろ」「ああしろ」と述べるだけでなく分かりやすい例示ストーリーも多く、なぜそうした方がよいのかが腹落ちしやすい。

ToDoリストとスケジュール表、一点集中、朝の有効活用、先延ばし克服、ノート記録法、メールとの付き合い方、会議との向き合い方、ノーと言う考え方、外部に委託できることできないこと、時間管理と健康との関連、ポモドーロメソッド、パレートの法則などなど盛りだくさんの内容。

ベースの考え方は僕も以前読了して感動したベストセラー『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』に似た面もありアメリカビジネス界ではそうした考え方が主流なのだろうと思う。

ハックTips系統の本は別にして時間管理の考え方を身につけたいならこの1冊を読めば必要十分。

そしてなぜか紙の単行本とKindle版がアマゾンでは珍しく別々に紐付けされており、単行本1,620円に対しKindle版は540円という半額以下の破格値(記事執筆時点)。
Kindleをお持ちならぜひオススメの一冊。



本書で学べること
超多忙だったあの日、ニュージャージーの高速道路で
1  1440の威力
2  適切な優先順位の重要性
3  ToDoリストをやめる
4  先延ばし癖を克服する
5  罪悪感なく5時に退社する方法
6  成功者たちのノート術
7  3210メール術
8  グーグル、アップル、ヴァージンの会議術
9  大成功へと導く小さな一言
10 強力なパレートの法則
11 ハーバードの3つの質問
12 テーマのある毎日
13 「一度しか触らない」ルール
14 朝を変えて、人生を変える
15 すべてはエネルギー次第
16 すべてをまとめたE-3C方式
17 まだまだある!
18 7人のビリオネアに学ぶ時間管理の秘訣
19 13人のオリンピック選手に学ぶ時間管理の秘訣
20 29人のオールAの学生に学ぶ時間管理の秘訣
21 239人の起業家に学ぶ時間管理の秘訣
付録1 あなたの時間管理の特性診断
付録2 時間管理の名言ベスト110

 

この本のタイトルにもなっている1440。
これは一日の分数。
なぜ秒数の86400ではないのかということに著者はこう答えている。

秒はあまりにも簡単に飛び去ってしまう。
しかし分は違う!たった1分で何ができるか考えてみてほしい。

そう言われると筋トレやマークシート問題ならともかく、30秒で次はこれをやろう、と日々の仕事ではなかなかならない。

そういった中でまず著者が述べるのがMITを決めること。
MITとはMost Important Task、すなわち最重要事項。

自分自身の中で最も重要なこと、優先度の高いことを決めて週の中や一日の中でそれを中心にして行動した方がよいとのこと。

僕の場合なら『新しい企画を考える』とか『新しいアカウントを増やす』といったこと。

この辺りは若いころ手帳にハマった時に読んで今でも僕の手帳などの記録の考え方のベースになっているフランクリンプランナーにも似ている部分がある。
フランクリンプランナーはスティーブン・コヴィーの『7つの習慣』がベースになっている。

盛りだくさんの内容の中でも著者が繰り返し述べるのは『ToDoリストではなくスケジュールに組み込め』ということ。

ToDoリストは残ると罪悪感やストレスが溜まりがちになるので、5分以内で片付けられることはすぐに終わらせ、それ以外のことはやるべき時間を決めてすぐにスケジュールに組み込んでおくのが良いという。

ToDoリストはむしろ、「消えることのないウィッシュリスト」と呼ぶべきだろう。

ToDoリストの第一の問題は、数分しかかからない項目と、1時間以上かかる項目が混在している点にある。

大成功を収めた人々は、ToDoリストは作らないものの、スケジュールは厳格に管理している。

…すみません、ToDoリスト、使っております…バレットジャーナル的に一ヶ月一覧で見渡せるToDoリストで行動しております…汗

スケジュール表を使って、15分単位で一日の予定を組みなさい。
面倒に聞こえるかもしれないが、これをやれば効率性に関しては95パーセントに位置することができる。
スケジュール表にないものは片づかない。スケジュール表に入っていれば嫌でも片づく。
約束だけでなく、運動、電話、メールなどの予定も、この方法で管理するのだ――ジョーダン・ハービンジャー(アート・オブ・チャーム共同創業者)

私は常に、優先順位リストの一番上から取りかかる。
最も重要なことに取り組まない週があったとしたら、その1週間は無駄だったということだ――ランディー・ゲイジ(ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー『Risky ‌Is the New Safe』などの著者)

 

とは言え突発的なタスクや割り込みタスクは日々それこそモグラたたきのように湧いてくる。しかしその場合は割り切るのも肝心と著者は言う。

常に一定の時刻に退社する人は、夜中に『神経が張り詰めている』と感じる可能性が低い(ザ・クルーズ・グループによる2015年の研究より)

誰しもすべてをやることはできない。
いつだって、やろうと思えばやれることはいくらでもあるからだ。

やるべきこと、やれることは、常に山ほどある。
この事実を受け入れる。

 

そしてMITのためには時にはノーと言わねばならない時がある。
それを言うことに罪悪感を感じることはないと言う。

オリンピック選手である以上、参加できないものや、断らなくてはならない場面、イベントはたくさんある。
今ではもうほとんど、『ノー』と言わなくてはならないことに慣れた、と言える状態になりつつある――サラ・ヘンダーショット(ロンドン五輪のボート競技女子アメリカ代表)

本当の一点集中とは、自分がノーと言いたいことにノーと言うことである――ニキル・アローラ/アリハンドロ・ベレス(バック・トゥー・ザ・ルーツ共同創業者)

繰り返すが、いつでもノーと言え、ということではない。ただ、イエスのひとつひとつが、時が来れば、他のものへのノーに変わることを理解しよう。

当面の目標達成に役立たない誘いは、すべて断る。

もちろん、何でもかんでもノーでは友達も取引先もなくなっていく。
つい先日僕もあることを確認したい旨メールを送ったら、そんなん知らんと言わんばかりの返信を寄越された。
断るのに草を生やす(wを使う)ようなその方と二度と仕事をする気はないし、ビジネスマナーと礼は失しないようにと反面教師に値するできごとだった。

 

成功者のほとんどは早起きである(午前6時以前に起きる)

水をたくさん飲んで体を潤わせる。健康的な朝食を取る。
ただし、健康的の定義は人それぞれ(フルーツとオートミール、グリーンスムージー、プロテイン、低GI食品など)。
運動をする。瞑想や読書をしたり、日記をつけたりする人が多い。

起業家であり、「シャーク・タンク」に出演する投資家でもあるケビン・オレアリーは午前5時45分に起床し、ニュースを見ながら45分間エアロバイクをこぐ。

作家で教授のカル・ニューポートは、午前6時に起床し、コップ1杯の水を飲み、犬と散歩をする。
公園にいる間に足を止め、手早く25回懸垂をする。

毎朝起きた瞬間から、きちんと自分個人の成長のために時間を使う。これが『人生を変えるモーニングメソッド』の大前提だ。

最初のプロローグ部分にも記載されているように著者は自身が朦朧とした中でスピード違反で検挙された経験から特に健康に関しては力説している。

中でも朝活は様々な例を挙げている。
日本でも一時期『朝活』が話題になっていたが、グループで活動するよりは著者が言うように自分自身のために使いたいなと個人的には思う。

まあ、そのためには少なくとも5時台には起床が必要で、僕はまずそこからカイゼンが必要なのだが…。

 

自分にとって特に重要な20%の目標や活動がわかれば、働く時間もストレスも減り、もっと幸せになれることを理解する。

ポモドーロ・メソッドでは、タイマーを25分にセットし、完全に集中した状態で1つのタスクに取り組む。
その後、5分の休憩を取り、立ち上がったり、動き回ったり、水を飲んだりする。以降、このサイクルを繰り返す。

最高のパフォーマンスを維持するために、終日にわたって「一波越えたら1回休む」

『1つのことだけをやり、それが終わってから次に移る』が時間管理の基本原則だ。
ということは、勉強中はメールやスナップチャット、ツイッター、インスタグラムなどで気が散らないように、携帯をしまっておかなくてはならない――エリザベス・ポブレテ(ザビエル・カレッジ・プレパラトリーに在籍するオールAの学生)

インターネットに1時間使うくらいなら、仮眠を取って回復を促す。

他にも80対20で有名なパレートの法則や、一時期僕もダイソーのタイマーで実践していた25分単位で行動するポモドーロメソッド、限られた時間で成果を上げるためのエネルギーと集中力、などなど時間管理に関しての考え方がほぼ網羅されている。

盛りだくさんでもあるのでこの本で紹介されている方法のうち、まずは自分で気に入った方法を試してみればよいし、この内容でKindle版540円は本当にオススメ。

巻末には著名人の時間管理に関する名言がズラッと掲載されているので、僕自身行動がダレてきたりマンネリに陥った時には読み直して喝をいれたいと思う。



1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣 (フェニックスシリーズ)
1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣
ケビン・クルーズ (著)
紙の本の長さ:228 ページ
出版社:パンローリング株式会社 (2017/8/12)
ISBN-10:477594181X
ISBN-13:978-4775941812
売り上げランキング:2166
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文責:株式会社サイドシーン 代表取締役 田中 正
田中取締役、略してタナトリ。
某代理店に15年勤務の後、2011年福岡にて株式会社サイドシーンを立ち上げ。
OOHと呼ばれる交通広告・イベント・屋外広告を中心に
インスタグラム等のネットを絡めたプランニングを得意としています。
また各地人脈のおかげで全国各地の交通媒体も掲出OK。
効果の面、予算の面、様々な角度からアドバイスが可能です。
ラジオCM、印刷&ノベルティ等々も併せてワンストップでOK。
福岡のOOH広告とインスタグラムならサイドシーン!

株式会社サイドシーン
http://www.sidescene.jp/



 


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