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【マーケティング】 寄りと引き

こんにちは、タナトリです。

 

 

広告の施策というのは本当に大変です。
想定していた結果が出なかったり、何度やってもトライアンドエラーが改善しない、途中で予算が尽きて中途半端に終わってしまった......などなど完遂するまでには何度も大きな山あり谷ありですよね。
ご担当者さまのお気持ちお察しします。

 

 

前回のコラムにも記載しましたが、切り口を転換するというのはかなり有効ですが、そう簡単に方向性を変えるのは難しい場合もあると思います。
そういった場合に簡単に切り口を変える考え方が「寄りと引き」です。

 

「寄り」はその商品自体の売りや強み、競合に対しての優位性などをアピールするやり方です。
「引き」はその商品自体ではなく、その商品があるシーンや使い方などをアピールするやり方です。
その商品の遠近と言えばイメージしやすいでしょうか。
「商品そのもの」=近、「商品の使い方」=遠、のようなイメージです。

 

前回のように「仕入れ先の農家さんにまで取材に行く予算も時間もないし、何より社内稟議が下りないし」といった場合に、今ある材料を組み合わせて「寄り」と「引き」に分けて表現方法を変えると意外に今までと違ったアピールになる場合があります。

 

できるだけお金と時間をかけずに、でもその商品への深い愛情と膨大な知識でまずは勝負する、というやり方ですね。
白紙やマインドマップに強みやアピールしたい点、各自で考えた使い方を思いつくまま書き出して整理してみるとよいかと思います。
他にも担当者さんがいるのであればブレストでもいいですし、時間がある時に書き出したものを持ち寄ってグループで整理するのもいいでしょう。
一人の視点では気づかなかった点が他の人の視点で共有できる場合があります。

 

そうやって出てきて整理したポイントを試し投稿(またはシリーズ)としてTwitterなどのSNSで流してユーザーの反応を見てみましょう。
人気が出た投稿の内容やポイントをチェックして、さらにそのポイントを深掘りした投稿を用意することでさらに人気が出る可能性があります。

 

そうやって実績を重ねて、それをもとに社内稟議にかけると実績がある分稟議が下りやすくなる可能性が高まります。
稟議が下りたら今度はもう少し大きなフェーズ(例えば前回の農家さん取材のような)で自社商品をアピールできる施策を考えましょう。

 

もちろんその成果物はオウンドメディアやSNSでの共有を忘れずに。
よりきれいな美しい写真、より深みのあるキャプションや文章とともに浸透を心がけましょう。

 

その時にはぜひサイドシーンにもお声がけください。
お客さまのご要望に第三者の目でアドバイスを行い、より刺さる企画案の立案、メディア選定など20年超の広告現場で培った知恵と知識でお手伝い致します。

 


 

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